「日本舞踊の可能性」公演 公式サイト
日本舞踊の可能性 vol.5
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様々なジャンルとのコラボレーション
広がりゆく日本舞踊の可能性、
そこにあるのはー・・・
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2022年11月2日 18時/3日 14時 会場:浅草公会堂(map)
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日本舞踊の可能性 vol.4
撮影: 瀬戸秀美
映像とのコラボーレーション
バレエとのコラボレーション
ピアノとのコラボレーション
また
西洋文学を題材にとり、あるいは若手女性舞踊家の魅力にスポットをあてるなど、2018年のvol.1以降、さまざまな可能性を提示し続けている「日本舞踊の可能性」公演。
vol.4となる今回は、我が国最古の漫画とも言われる鳥獣人物戯画の世界を、幅広い年齢層の舞踊家が描く『鳥獣戯画EMAKI』と、フランツ・カフカの同名小説をバルトークのピアノ生演奏で表現する『変身』を上演する。
藤間蘭黄 (Rankoh Fujima)
芸術監督 Artistic director
東アジア文化都市北九州実行委員会から、「鳥獣人物戯画」をテーマに、「市民文化活動者による創作日本舞踊」作品を委嘱され、「未来につなぐ東アジア伝統芸能の饗宴」(2021年8月29日)で初演。配信された映像は、大きな反響を呼び、「日本舞踊の裾野を広げるためのキラーコンテンツにもなりうる名作」(舞踊評論家 長野由紀氏)などと称賛された。今回の公演では、30代から80代までの女性日本舞踊家を選抜、改訂版として再演する。
作詞は蘭黄。作曲は、当時、東京藝術大学在学中の杵屋小三郎(坂口あまね)。蘭黄が歌詞に沿って曲のイメージを細かく小三郎に伝え、作曲は進められた。「相撲の場面は、(インドネシアの)ケチャダンス風に」と蘭黄が指示すると、「では、その後は、(カンボジア)のクメール音楽風にしてみます」などというやりとりを何度も経て仕上がった曲に打楽器や笛をあしらった作調は、海外でも活躍する堅田新十郎。
そうして蛙の鳴き声なども聞こえ、アジアンテイストのメロディ、スパニッシュのリズムも感じる、ポップな長唄が仕上がった。今回は、杵屋小三郎と共に東京藝術大学で学んだ若手が演奏する。
〜カフカの同名小説を
バルトークのピアノ曲で描く〜
演出・振付:藤間蘭黄
出演:藤間蘭黄
ピアノ演奏:佐藤卓史
原作:フランツ・カフカ
音楽:ベラ・バルトーク
ピアノソナタSz.80
第1楽章 Allegro moderato
第2楽章 Sostenuto e pesante
第3楽章 Allegro molto
ミクロコスモス Sz.107~第149曲 「ブルガリアンリズムによる舞曲II」
ミクロコスモス Sz.107~第151曲
「ブルガリアンリズムによる舞曲IV」
より
ナビゲーター:桂 吉坊
照明:足立 恒
美術:河内連太
衣裳: 袴生地提供 株式会社 小倉縞縞
着物生地協力 JOTARO SAITO
もともとは2020年に予定されていたハンガリー、チェコなどを回る公演ツアー用に考えていた作品だった。
その前年、ハンガリー、ドイツ、ポーランドなどでレクチャー付き公演を行った際、古典とともに、『メフィスト・ワルツ』を披露した。ドイツの作家ゲーテの「ファウスト」をハンガリー出身のリストのピアノ曲で描いたこの作品は、ヨーロッパの観客に大いに受け入れられた。「たしかにストーリーは“ファウスト”だけど、やはり解釈は日本人らしいと思った」などの感想が寄せられ、ポーランドでは、「次回はぜひ(ポーランド出身の)ショパンの音楽で!」という声も聞かれた。
次回(2020年)は、ハンガリー、チェコ、スロバキアなどのツアー予定だったので、題材はチェコ出身の作家、カフカの小説が候補として上がった(その数年前にプラハ城を散歩したときに、偶然にもカフカの家も見学していた)。カフカといえば「変身」。男性が、ある朝突然、毒虫になった、という物語は、「一人の舞踊家が、男性にも女性にも動物にも自然現象をも表現することができる」という日本舞踊に、確かに合う。音楽はハンガリー出身の作曲家バルトークが良いのではないか、というところまで決まったときに、2020年のツアーは感染症の影響で2021年に延期となった。
そんなとき、ピアニストでバリアフリーコンサートなどを主催する「愉音」代表、松本有理江と知人を介して知り合い、『変身』を上演することとなった。松本にピアニストの佐藤卓史を紹介され、同時にバルトークのピアノ曲を聴きこみ、ピアノソナタとミクロコスモスを選曲。2021年1月23日、フィリアホール(横浜市青葉区)で世界初演した。
2021年に延期されたハンガリー、チェコ、スロバキアなどのツアーは、さらに延期となった。そこで今回の [ 日本舞踊の可能性 Vol.4 ] での上演を決めた。ピアノ演奏は、佐藤卓史。
衣裳はオリジナル。小倉織*の袴は、(株)小倉縞縞から生地提供。
* 小倉織(こくらおり)
江戸時代の豊前小倉藩(現在の福岡県北九州市周辺)の特産物で、たて縞を特徴とした、しなやかで丈夫な木綿布。武士の袴、帯として全国的に愛用され、徳川家康も鷹狩りの際に小倉織の羽織を着用していたという。しかし時代とともに衰退、昭和初期には途絶えてしまった。それを昭和59年(1984年)に復元・再生したのが、染織家の築城則子。築城氏は現代版小倉織ブランド「小倉 縞縞」のデザインを監修している。
チケット概要
S席
¥8,000
A席
¥5,000
B席
¥2,000
パトロネージュ
シート
¥20,000
※
※(株)代地 のみでの販売(良席確保、直前見どころ講座など特典付き)
金額はすべて税込み
2022年11月2日 18時/3日 14時